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醜い親への手紙 私はあなたの着せ替え人形じゃない

名前 まりちゃん
性別 女性
年齢 2018年10月31日時点での年齢 34歳
職業 無職


「私はあなたの着せ替え人形じゃない」


母へ

お母さん、私は、あなたの着せ替え人形ではありません。


何故、お母さんは、私が幼いころから、自分の手作りの服を私に着せたのでしょうか?
毎回、私が着たい服ではなく、お母さんが着せたい服なのです。

私が
「気に入らない」
と言ったり、
「嫌だ」
と反抗したら、
あなたは悲しそうな顔をして、
「お母さんが困ってもいいの?」
「お母さんのことが嫌いなの?」
「お母さん心配なのよ」
と呪いの言葉を放つのです。

これが、自分の娘を絶対服従させる、究極の呪文なのですね。

あなたは、私がクソ真面目で、馬鹿正直な性格なのをいいことに、
呪いの言葉で私を着せ替え人形にしました。

お母さんは、頼んでもいないのに、私専用のブランドを作り、
私の服にラベルを貼り付けました。

ブランド名は私の本名をもじったものですよね。

押し付けたのは、お洋服だけではありませんでしたね。


門限6時。
行動範囲を制限する。
おやつもいつも同じ。
お友達もあなたが選ぶ。


お母さんから教わったのは、お勉強だけです。
買い物の仕方、公共交通機関の乗り方、料理の仕方、性教育、身の守り方など、
教えてくれませんでしたね。

中学校3年生の2学期に、数学で80点をとったら、
あなたは、ご立腹しました。
「もっと勉強しなさい! これじゃ〇〇高校に合格しない」

中学校3年生の三者面談は、
母親と担任の先生だけでずっとしゃべって、私の話を聞こうとしませんでしたね。
こちらの方を見向きもしません。
なんで、私の進路を勝手に決めたんですか?

私は、地元で有名な厳しい進学校に無理やり行かされました。
一日中、勉強、勉強。

15歳の私は、バンドをやりたかったのですが、
母親が友達を制限したので、メンバーも集められず、
門限六時でライブハウスに行くこともできず、
断念しました。

高校を卒業したら、
実家を出て、上京して、ロックミュージシャンを目指そうと思っていました。

ところが、高校生の時、門限六時ではアルバイトもできず、
私の手元には、東京への交通費も、
上京してから住居を借りるお金もありませんでした。

仕方なく、母親が勝手に決めた大学に進学しました。

私には2つ上の兄がいましたが、
兄の進学先や就職先は反対せず、
応援しました。

兄妹で、露骨に態度を変えるんですね。

あなたは、口を開けば、
いつもいつも、
「勉強しなさい」

もっと他に大事なことがあったんじゃないですか?
当時、私は小学校2年生から、高校3年生まで、学校でいじめられていたんですよ。
何度も、何度も、助けを求めても、相手にしませんでしたね。

行きたくもない、高校に行かされ、
行きたくもない、大学に行かされ、
行きたくもない、専門学校に行かされました。

嫌だといったら、
例の究極の呪文で、私を従わせました。

おかげで苦労しましたよ。
痴漢にセクハラ、悪い男に騙されました。
19歳で、精神疾患にかかってしまいました。。

病気で大学、専門学校を中退して、
精神病院の入退院を繰り返しました。

22歳で退院してからは、
「あんたに働けるはずがない!」
と言って、何度も何度も社会復帰を反対しましたね。

おかげでニート歴が12年10ヵ月です。

3回、家出に失敗して、
4回目で、家出に成功しました。

しかし、実家を出てからも、一般就労が上手くいかず、
今も、ニート歴を更新中です。

今年の3月に別れた元彼は、昔、覚せい剤をやっていました。
隠しているだけで、今もやっているかもしれませんね。

何でそんな男と付き合ったかって?
元彼にあなたのことを相談したんですよ。

彼以外に頼る相手はいませんでした。
そして、その彼さえも、
「お母さんと仲良くしなさい」
というのです。

あなたの着せ替え人形の私は、
男性と付き合うのも、
処女を捧げるのも遅かったですよ。

初めて、男性と付き合ったのが、26歳。
初めて、性行為をしたのが、34歳。

初体験のお相手は誰だと思いますか?
今年3月に別れた元彼ですよ。

小学生からを煙草を吸い始め、
中学生から暴走族という、
元ヤンキーの男です。
極めつけは、違法薬物。

お母さんが一番嫌がりそうなタイプですね。


あえて、悪い男に処女を捧げることで、
綺麗な着せ替え人形から、自由になれると思ったのです。




父へ

お父さん、私が精神疾患になるまで、
あなたは私に無関心でしたね。

あなたは、いまだに娘の好きな科目と嫌いな科目を知らないでしょうね。

好きな科目は、現代文です。
こちらは、だいたい想像がつくと思います。

嫌いな科目は、わかりますか?
数学ではありませんよ。

私の嫌いな科目は、道徳の授業です。
何故なら、道徳の授業は、担当の先生の主観が入るからです。

小学生の子供でも、自分の思想や信念を持ってます。
先生の正義を、生徒に押し付けないで欲しいのです。

お父さんも、倫理、モラル、ルールに厳しい人ですが、
あなたの正義を、娘に押し付けないでくださいね。



お父さん、お母さん、
34歳になった今でも、お人形さんごっこが続いています。

社会復帰の訓練の最中、
福祉の職員が、生活保護を受けることを止めてしまうから、
あなたたちにに頼るしかないのですよ。

来年の春、就職予定です。
私はもう、35歳になります。
お人形さんごっこは、もうおしまいです。

自分の願望は、自分で叶えて下さい。
私が、あなたたちに望むのはそれだけです。



●みんなの「親への手紙」プロジェクト
 http://letters-to-parents.blogspot.com/2014/08/2018minna-tegami.html